明治時代後期(1904年)に発行された、少年向けの本格的な科学啓蒙書『少年智嚢(しょうねんちのう) 動物篇』の再版本です。
著者は、東京帝国大学教授を務め、日本の動物学・生物学の礎を築いた権威である石川千代松博士。大森貝塚を発見したモース博士の直弟子であり、日本に進化論を本格的に紹介したことでも知られる歴史的偉人の大変貴重な一冊です。
中には「水クラゲ」の緻密な解剖図など、当時の最先端の科学知識が美しい木版調の挿絵とともに分かりやすく解説されています。また、見返しには出版元である「育英舎」の星と唐草模様をあしらったモダンなロゴマークが印刷されており、明治期の装丁デザイン・印刷資料としても非常に魅力的なお品です。
奥付には偽版(海賊版)防止のための、著者本人の丸い朱印(検印)がしっかりと残っています。
著者:石川千代松
発行所:育英舎
発行年:明治37年(1904年)10月28日 再版発行(初版は明治36年)
仕様:和綴じ、22.5×14.8cm
【商品の状態】
経年による全体的なヤケ、シミ、スレ、時代なりの使用感がございます。
見返し部分に当時の所有者のものと思われる毛筆の署名がございます。
奥付および表紙裏に当時の蔵書印がございます。
破れや大きな破損はなく、明治期の古書としては表紙の金彩花柄も比較的きれいに残っており、通読・鑑賞には問題のない状態です。
アンティーク・ヴィンテージ品、歴史的古書としてご理解いただける方のご購入をお待ちしております。
【配送方法について】
折れ防止の厚紙補強および、水濡れ防止のOPP袋に封入した上で、大切にお届けいたします。