大正から昭和初期頃のものと思われる、商品のパッケージやラベル印刷に使われていた大変古い木製の版木(はんぎ)です。表面には「鶴乃はし」「TRADE MARK」「MADE IN JAPAN」などの文字や精緻な文様が、印刷用にすべて鏡文字(反転)で手彫りされています。
彫刻面:中央には草書体で大きく「鶴乃はし」と彫られており、周囲は細かな菊文様の連続柄で美しく縁取られています。上部には「TRADE MARK」「TSURU NO HASHI」「登録商標」「衛生」の文字と鶴のような意匠。下部には「MADE IN JAPAN」、最下部には笹の葉の意匠とともに「竹印」の文字が刻まれています。職人による手彫りのノミ跡(削り跡)が背景部分に立体的に残っており、非常に目の詰まった硬質な木材が使用されています。
裏面:経年による木肌の渋い色変化(パティナ)が見られます。左下部分に、当時管理用に書かれたと思われる「表?印の印あり」「黒刷」という墨書き(筆文字)が残っています。また、当時包まれていた和紙やラベルの剥がれ跡(白い紙片)が数箇所に付着しています。
墨が染み込んだ時代ある木肌の風合いが素晴らしく、デスクまわりや棚のディスプレイとして抜群の存在感を放ちます。古い印刷物やグラフィックデザインがお好きな方、店舗什器をお探しの方にもおすすめの、一期一会の一品です。
【サイズ】
縦:約19.5cm / 横:約10.5cm / 厚み2.5cm
【コンディション】
古い木製品のため、経年による擦れや汚れ、墨の付着等がございます。アンティーク品・古道具の味としてご理解いただける方のご購入をお願いいたします。